篠山春日神社秋祭りの
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篠山春日神社秋祭りについて About the festival
お知らせ
篠山春日神社秋祭りの歴史
城下の鎮守、春日神社の祭礼に鉾山が最初に登場するのは、寛文3年(1663年)。その後次第に数を増し9基となり、神輿が4台も加わり、さらに文化文政の頃に太鼓みこしが登場し、現在にその姿が伝わっています。篠山春日神社の秋祭りは、京都の文化の影響を受け、雅な面と、反対に勇壮さを合わせ持つもので、2017年に市の無形民俗文化財の指定を受けました。
鉾山について
三笠山 みかさやま
上河原町
9基の鉾の内、最も早く寄進された「三笠山」。見送りには、日本神話の神・素戔鳴尊が神代三剣のうちの一本である刀剣・天羽々斬剣を両手に掲げ、八岐大蛇を勇ましく退治している様子が描かれています。2023年3月と5月、鉾復活巡行を成し遂げました。
鳳凰山 ほうおうやま
下河原町,小川町
架空の霊鳥である鳳凰は天下泰平の象徴で、立派な君主による平安な治世や、優れた知性を持つ人物が生まれると姿を表すとされています。2023年3月と5月、鉾復活巡行を成し遂げました。
孔雀山 くじゃくやま
上立町
仏教では孔雀は邪気を払う象徴とされています。見送りには、中央に雌雄の孔雀を配し、その背景には牡丹と岩の構図が見事に描かれています。
高砂山 たかさごやま
下立町
「高砂」は能の作品の一つで、夫婦愛と長寿を祝う、めでたいものの象徴です。見送りにも、松の前に翁と媼の姿が描かれ、人の世を祝う大変めでたい図柄となっています。
剣鉾山 けんぼこやま
呉服町
剣鉾は武の象徴であり、疾病邪悪を払うものとされています。見送りには中国の武将「項羽」が三本脚の鼎を掲げている様子が描かれています。
猩々山 しょうじょうやま
上二階町
猩々とは想像上の動物で、能の謡曲としても謡われているめでたいものの象徴です。見送りには、唐獅子が描かれており、魔を祓い、世を祝う意味が込められています。
諫鼓山 かんこやま
下二階町
諫鼓とは、人民が役所に訴えごとをするときに打ち鳴らした太鼓のことです。古代中国で、天下がよく治まり不用になった諫鼓に鶏が巣を作ったという故事にならい、平和の象徴とされました。
蘇鉄山 そてつやま
魚屋町
蘇鉄は葉の形が鳳凰の尾に似ていることから「鳳尾蕉」とも呼ばれており、めでたいことの象徴です。見送りには、三国志の英雄である張飛、または関羽とされる将が馬上で矛を振るっている様子が描かれています。
鏡山 かがみやま
西町
鏡は、神聖にして清浄・潔白を表し・多くの神社でご神体として祀られています。見送りは、極楽、竜宮、唐の三界の理想都を表現した綴れ織りの芸術豊かな逸品です。
華麗な鉾山・勇壮な神輿の巡行 春日神社秋祭(2014年)
『継承・発展へ』~篠山春日神社秋祭保存会~
人口減少による曳き手、担ぎ手、乗り子の人材の確保など、祭りの持続・発展を考えるには難しい状況となりました。さらには、祭りの準備と運営は当番町「大年番町」だけで行われており、極めて過重な負担となっていました。「継承と発展」その課題解決に向けて2021年11月に「篠山春日神社秋祭保存会」が発足。2022年10月には保存会が初の準備・運営に関わり、大年番町とともに、秋祭りの開催に至り、新たな一歩を踏み出すことができました。
アクセス
■ 電車をご利用の場合
JR福知山線「篠山口駅」下車、
神姫バスで約15分、「春日神社前」バス停下車

■ 自動車をご利用の場合
舞鶴自動車道、「丹南篠山口インター」で降りて約10分。
神社には、ご参拝者用の駐車場はありません。
篠山城付近の「市営駐車場」をご利用ください。

住所 〒669-2321
兵庫県丹波篠山市黒岡1015
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